“あしかせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足枷72.7%
足械18.2%
足架4.5%
足稼4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の生命を削らずに、生きて行くことは出来ないのだ。「そうだ、どうすれば、この邪魔になる重い足枷あしかせを断ち切ることが出来るか!」
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
もう一本の脚は、そのような足械あしかせをかけてなく、躯幹から直角につき出て、時々この部屋の中へ風が吹きこんで来るたびごとに、全体のばらばらの、がたがたいう骨をぶらぶら廻させている。
ちょうど足架あしかせをかけられたように、裾にひきしめられて、足がきすることも出来ない。顎十郎はまた、アッと恐悚きょうしょうの叫びをあげ
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
彼らのぼやきもっていただろうが、楊志の思案は、野盗山賊の出現を避けるにあり、七月十五日までの期日に、余裕が出来たわけでもないから、日中の間に、それだけの足稼あしかせぎを生みだすべく
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)