“足械”の読み方と例文
読み方割合
あしかせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは魂の室のドアを開き、その足械あしかせを解いたのだ——それは魂の眠りを醒まし、そこから魂は顫へ乍ら、耳を澄し乍ら、喘ぎ乍ら、び立つたのだ。
もう一本の脚は、そのような足械あしかせをかけてなく、躯幹から直角につき出て、時々この部屋の中へ風が吹きこんで来るたびごとに、全体のばらばらの、がたがたいう骨をぶらぶら廻させている。
「いや、これであの男に足械あしかせをかける手数が省けたようなものですよ。」