足械あしかせ)” の例文
それは魂の室のドアを開き、その足械あしかせを解いたのだ——それは魂の眠りを醒まし、そこから魂は顫へ乍ら、耳を澄し乍ら、喘ぎ乍ら、び立つたのだ。
もう一本の脚は、そのような足械あしかせをかけてなく、躯幹から直角につき出て、時々この部屋の中へ風が吹きこんで来るたびごとに、全体のばらばらの、がたがたいう骨をぶらぶら廻させている。
「いや、これであの男に足械あしかせをかける手数が省けたようなものですよ。」
手錠てじやう足械あしかせかなしいけれど
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
私もうイィシュトン氏がおおどしになつた通りに、明日の朝、あの鬼婆に足械あしかせをかけて下さつて結構でございますわ。
「かう云つてやれ。若しひとりで出て行かなけりや足械あしかせをはめるぞつて。」と地方長官は答へた。