-
トップ
>
-
あいこん
語句 | 割合 |
埃痕 | 25.0% |
相混 | 25.0% |
藍紺 | 25.0% |
鞋痕 | 25.0% |
|
飄々たる天地の
一沙鴎かくて
双翼思を
孕んで一路北に飛び、
広瀬河畔に吟行する十日、神威犯しがたき故苑の山河に
見えんがために先づ宮城野の青嵐に
埃痕を吹き掃はせて、かくて
そういう
兼吉は、もはや
飼い
葉をすませて、おぼれ
板の
掃除にかかったのだ。うまやぼうきに力を入れ、
糞尿相混じた
汚物を下へ下へとはきおろしてきたのである。
その後は三
間ばかりの
総襖で、白い、
藍紺の、ふとく荒い大形の
鞘形——芝居で見る
河内山ゆすりの場の
雲州松江侯お玄関さきより広大だ、襖が左右へひらくと
わたくしは凹巷の詩に就いて、二人の
鞋痕を印した道を
追尋することとする。詩にはかう云つてある。