“あいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愛甲30.0%
哀公20.0%
愛好20.0%
隘口20.0%
隘溝10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば大江広元の一族は、相州愛甲あいこう毛利もうり荘に本領があって、毛利を名乗っていた。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
哀公あいこう宰我さいがに社の神木についてたずねられた。宰我がこたえた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ひとたび土中どちゅうにうずもれた金塊きんかいは、かならず、いつかつちしたからひかりはなつときがあるように、利助りすけ作品さくひんが、また、芸術げいじゅつ愛好あいこうするひとたちからさわがれるときがきたのでした。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
奥廊下の隘口あいこうから解放された黒部川の水は、右岸に大きな砂洲を吐き出して、左岸に沿うて流れている。この洲あるが為に東沢の合流点は、次第に川下へ移ったものらしい。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
然しよく視ると此谷らしくはない森林の山ひらに似た所に、極めて狭いそして折れ曲った銚子の口のような一道の隘溝あいこうが通じていることに気が付いた。
釜沢行 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)