“隘口”の読み方と例文
読み方割合
あいこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「否々。魏軍を驕り誇らせて、淮河の隘口あいこうに誘い、周密に、この大捷たいしょうを成すの遠謀をそなえていた都督の大計には比すべくもない。軍功第一は徐盛でなければなるまい」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奥廊下の隘口あいこうから解放された黒部川の水は、右岸に大きな砂洲を吐き出して、左岸に沿うて流れている。この洲あるが為に東沢の合流点は、次第に川下へ移ったものらしい。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)