“あいあいがさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相合傘81.0%
相々傘14.3%
相逢傘4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相合傘あいあいがさの竹の柄元えもとを二人で握りながら、人家の軒下をつたわり、つたわって、やがて彼方かなたに伊予橋、此方こなたに大橋を見渡すあたりまで来た時である。
雪の日 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
こんもりとれて去る。下駄の音はおぼろに包まれて、しものようにはえぬ。でて通る電信柱に白い模様が見えた。すかすひとみを不審とえると白墨の相々傘あいあいがさうつる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あれはたしか、長唄ながうたしおくみでしたっけかねえ。あの踊りはいいねえ、——相逢傘あいあいがさの末かけて……」