“めら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メラ
語句割合
布良42.9%
米良28.6%
女良14.3%
奴等7.1%
目羅7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だッて……女だって、裸が恥かしいとはきまらないでしょう、布良めらのあまの姉さんたちをごらんなさい、いつでも裸でいるじゃありませんか」
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
米良めらの山の中の深い谷に身を投げて死んだ——だが、かりにこれをお銀様の身に比べて、妹に恋の全部を奪われた身になった時、果してお銀様が内外共に
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すなわち由良ゆら女良めら及び福良ふくらである。右の内ユラとメラとはまだ意味がよく分らぬが、福良は日本語のふくれると言う語と語原を同じくするもので、海岸線の湾曲している形状に基いたものと思う。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
年代順に繰つて行つて五年前、享和元年に友だちの小沢蘆庵が七十九歳で死に、仕事がたきの本居宣長が七十三で死んでゐるところまで来ると彼は微笑してつぶやいた——生気地いくじなし奴等めらだ。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
紳士が事務所の中へ消えてしまってから、そこの金看板きんかんばんを見ると、目羅めら眼科、医学博士はかせ目羅聊齋りょうさいしるしてありました。
目羅博士の不思議な犯罪 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)