“女良”の読み方と例文
読み方割合
めら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十六人は、感激のなみだの目で、白雪にかがやく霊峯れいほう富士をあおぎ、船は追風おいての風に送られて、ぶじに駿河湾するがわんにはいった。そして午後四時、赤い夕日にそめられた女良めらの港に静かに入港した。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
すなわち由良ゆら女良めら及び福良ふくらである。右の内ユラとメラとはまだ意味がよく分らぬが、福良は日本語のふくれると言う語と語原を同じくするもので、海岸線の湾曲している形状に基いたものと思う。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)