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『天狗』
ふりがな文庫
『
天狗
(
てんぐ
)
』
暑い時に、ふいと思い出すのは猿簑の中にある「夏の月」である。 市中は物のにほひや夏の月凡兆 いい句である。感覚の表現が正確である。私は漁師まちを思い出す。人によっては、神田神保町あたりを思い浮べたり、あるいは八丁堀の夜店などを思い出したり、 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 文学 > 文学理論 作法
初出
「みつこし」1942(昭和17)年9月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
市中
(
いちなか
)
出
(
いで
)
銀
(
かね
)
行燈
(
あんど
)
蛙
(
かわず
)
老
(
おい
)
曰
(
いわ
)
驚愕
(
きょうがく
)
門々
(
かどかど
)
野暮
(
やぼ
)
蕗
(
ふき
)
猿簑
(
さるみの
)
流石
(
さすが
)
此
(
この
)
下手
(
へた
)
所謂
(
いわゆる
)
愚痴
(
ぐち
)
呟
(
つぶや
)
呆
(
あき
)
去来
(
きょらい
)
厭気
(
いやけ
)
凡兆
(
ぼんちょう
)
仕末
(
しまつ
)
題名が同じ作品
天狗
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)