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武帝
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ぶてい
ふりがな文庫
“
武帝
(
ぶてい
)” の例文
昔、漢の
武帝
(
ぶてい
)
が
胡国
(
ここく
)
を攻めた時、始めは、
李少卿
(
りしょうけい
)
を大将として、三十万騎を差し向けたが武運つたなく敗れ、李少卿は捕虜になった。
現代語訳 平家物語:02 第二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
惟
(
おも
)
ふに、
描
(
ゑが
)
ける
美人
(
びじん
)
は、
活
(
い
)
ける
醜女
(
しうぢよ
)
よりも
可
(
か
)
也
(
なり
)
。
傳
(
つた
)
へ
聞
(
き
)
く、
漢
(
かん
)
の
武帝
(
ぶてい
)
の
宮人
(
きうじん
)
麗娟
(
りけん
)
、
年
(
とし
)
はじめて十四。
玉
(
たま
)
の
膚
(
はだへ
)
艷
(
つや
)
やかにして
皓
(
しろ
)
く、
且
(
か
)
つ
澤
(
うるほ
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
漢
(
かん
)
の
武帝
(
ぶてい
)
が常に匈奴に苦しめられ、
始皇
(
しこう
)
が六国を亡ぼしても北部の蕃族、即ち匈奴を防ぐがために
万里
(
ばんり
)
の
長城
(
ちょうじょう
)
を築くという有様であった。
東亜の平和を論ず
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
調子のよいときの
武帝
(
ぶてい
)
は
誠
(
まこと
)
に
高邁闊達
(
こうまいかったつ
)
な・理解ある文教の保護者だったし、
太史令
(
たいしれい
)
という職が地味な特殊な技能を要するものだったために
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
帝は高祖
武帝
(
ぶてい
)
の第七子にして、
誉
(
よ
)
は武帝の長子にして
文選
(
もんぜん
)
の
撰者
(
せんじゃ
)
たる
昭明太子
(
しょうめいたいし
)
統
(
とう
)
の第二子なり。一門の語、誉を征するの時に当りて発するか。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
朝鮮
(
ちようせん
)
の
北
(
きた
)
の
方
(
ほう
)
は、
今
(
いま
)
から
千九百年
(
せんくひやくねん
)
ほど
前
(
まへ
)
滿洲
(
まんしゆう
)
の
方
(
ほう
)
からかけて、
漢
(
かん
)
の
武帝
(
ぶてい
)
といふ
強
(
つよ
)
い
天子
(
てんし
)
が
攻
(
せ
)
めて
來
(
き
)
てそこを
占領
(
せんりよう
)
し、
樂浪郡
(
らくろうぐん
)
などゝいふ
支那
(
しな
)
の
郡
(
ぐん
)
を
四
(
よつ
)
つも
設
(
まう
)
けたところであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
挙
(
こ
)
す。
梁
(
りよう
)
の
武帝
(
ぶてい
)
、
達磨大師
(
だるまだいし
)
に問ふ。
如何
(
いかん
)
か
是
(
これ
)
仏法
(
ぶつぽう
)
。
磨
(
ま
)
云ふ。水中の
河馬
(
かば
)
。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
紇は後に
陳
(
ちん
)
の
武帝
(
ぶてい
)
のために誅せられたが、彼は平素から
江総
(
こうそう
)
と仲がよかった。江総は紇の子の聡明なるを愛して、常に自分の家に留めて置いたので、紇のほろびる時にもその子は難をまぬかれた。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
武帝
(
ぶてい
)
の死と
昭帝
(
しょうてい
)
の即位とを報じてかたがた当分の友好関係を——常に一年とは続いたことのない友好関係だったが——結ぶための平和の使節である。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
鎧
(
がい
)
、
紫
(
むらさき
)
の
紗
(
しや
)
を
伸
(
の
)
べて
四十里
(
しじふり
)
の
歩障
(
ほしやう
)
を
造
(
つく
)
れば、
崇
(
そう
)
は
錦
(
にしき
)
に
代
(
か
)
へて
是
(
これ
)
を
五十里
(
ごじふり
)
に
張
(
は
)
る。
武帝
(
ぶてい
)
其
(
そ
)
の
舅
(
しうと
)
に
力
(
ちから
)
を
添
(
そ
)
へて、まけるなとて、
珊瑚樹
(
さんごじゆ
)
の
高
(
たか
)
さ
二尺
(
にしやく
)
なるを
賜
(
たま
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これに増補
改刪
(
かいさん
)
推敲
(
すいこう
)
を加えているうちにまた数年がたった。
史記
(
しき
)
百三十巻、五十二万六千五百字が完成したのは、すでに
武帝
(
ぶてい
)
の
崩御
(
ほうぎょ
)
に近いころであった。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
司馬相如
(
しばさうじよ
)
が
妻
(
つま
)
、
卓文君
(
たくぶんくん
)
は、
眉
(
まゆ
)
を
畫
(
ゑが
)
きて
翠
(
みどり
)
なること
恰
(
あたか
)
も
遠山
(
とほやま
)
の
霞
(
かす
)
める
如
(
ごと
)
し、
名
(
な
)
づけて
遠山
(
ゑんざん
)
の
眉
(
まゆ
)
と
云
(
い
)
ふ。
魏
(
ぎ
)
の
武帝
(
ぶてい
)
の
宮人
(
きうじん
)
は
眉
(
まゆ
)
を
調
(
とゝの
)
ふるに
青黛
(
せいたい
)
を
以
(
も
)
つてす、いづれも
粧
(
よそほ
)
ふに
不可
(
ふか
)
とせず。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
帝
常用漢字
中学
部首:⼱
9画
“武”で始まる語句
武士
武
武蔵
武蔵野
武家
武器
武夫
武生
武者振
武張