“五十里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いかり60.0%
いそり20.0%
ごじふり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼怒川はこれより左折し、路は五十里いかりより流れ來れる一小溪に沿ふ。この小溪と鬼怒川と合する處、三角形を爲し、その一角に當つて、突兀たる一奇山龍蛇の蟠るごとく屹立す。
日光山の奥 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
辻潤つじじゅん禿頭はげあたまに口紅がついている。浅草のオペラ館で、木村時子につけて貰った紅だと御自慢。集まるもの、宮島資夫すけお五十里いそり幸太郎、片岡鉄兵、渡辺渡、壺井繁治、岡本潤。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
がいむらさきしやべて四十里しじふり歩障ほしやうつくれば、そうにしきへてこれ五十里ごじふりる。武帝ぶていしうとちからへて、まけるなとて、珊瑚樹さんごじゆたか二尺にしやくなるをたまふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)