“眉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まゆ96.5%
ま1.6%
まみえ0.8%
マユ0.6%
まよ0.2%
み0.2%
マヨ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とおげんは自分ながら感心したように言って、若かった日に鏡に向ったと同じ手付で自分の眉(まゆ)のあたりを幾度となく撫(な)で柔げて見た。
ある女の生涯 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いつでも、跳(と)びつけるような姿勢と、光る眼と、重厚にむすんだ唇とが、兜(かぶと)の眉(ま)びさしの下から、前方を睨(ね)めあっているだけであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「よくああ無造作(むぞうさ)に鑿を使って、思うような眉(まみえ)や鼻ができるものだな」と自分はあんまり感心したから独言(ひとりごと)のように言った。するとさっきの若い男が
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二(フタツ)ノ眼(マナコ)ハ朱(シュ)ヲ解(トイ)テ。鏡ノ面(オモテ)ニ洒(ソソ)ゲルガゴトク。上下(ウエシタ)歯クイ違(チゴウ)テ。口脇(クチワキ)耳ノ根マデ広ク割(サ)ケ。眉(マユ)ハ漆(ウルシ)ニテ百入塗(モモシオヌリ)タルゴトクニシテ。額ヲ隠シ。振分髪(フリワケガミ)ノ中ヨリ。五寸計(ゴスンバカリ)ナル犢(コウシ)ノ角。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
乙女の眉(まよ)びきのごと、はた天つ水影の押伏せて見ゆる向津国(むかつくに)も御軍の威に懼(おそ)れ服(まつろ)ひけむをおもふ時、われは端なくも土蜘蛛、熊襲(くまそ)なんどの栄えたりし古の筑紫に身をおくがごとくて
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
眉(み)けんのあたりに深いしわをよせながら、彼は何か心の中で苦悶と戦って居るらしい。
途上の犯人 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
をとめの眉(マヨ)ひきの国。たまくしげ輝く国。こもまくら宝(?)ある白(タク)衾?新羅の国を、丹波(ニナミ)以(モ)て平(ム)け給ひ伏(マツロ)へ給はむ。