“犢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうし94.7%
とく2.7%
コウシ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吹雪の夜、くりやの戸がことことと鳴るのに驚いて出て見ると、餌をあさりに来た鹿であったり、時にはこうしほどもある狼であったりする。
春いくたび (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「何とお言いなさる、娘を売って馬をお買いなすったって……なるほど、剣を売ってとくを買うということもあるにはあるが」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
フタツマナコシュトイテ。鏡ノオモテソソゲルガゴトク。上下ウエシタ歯クイチゴウテ。口脇クチワキ耳ノ根マデ広クケ。マユウルシニテ百入塗モモシオヌリタルゴトクニシテ。額ヲ隠シ。振分髪フリワケガミノ中ヨリ。五寸計ゴスンバカリナルコウシノ角。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)