“犢鼻褌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふんどし87.5%
とくびこん10.4%
ふどし2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを差し留められるのは、彼等が縮緬ちりめん犢鼻褌ふんどしなど買つて、久し振りに沖から歸つて來る時の樂みを奪はれるやうなものであつた。
避病院 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
浴しをはつて榛軒は犢鼻褌とくびこんを著け、跳躍して病人だまりの間を過ぎ、書斎に入つた。上原も亦主人に倣つて、こんを著け、跳躍して溜の間に入つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)