“武器”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶき62.5%
えもの20.8%
うちもの4.2%
へいき4.2%
もの4.2%
もののぐ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武器ぶきとして、目つぶしとして、敵が大刀へ風を切らせてくるとたんに、卜斎の眼玉へ、それをたたきつけようと気がまえているのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「張教仁君、二振りのうち、君の好いた方を取りたまえ。残ったのを僕の武器えものとしよう。そして二人で自動車の中で、切り合おうじゃあるまいか」
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
尖れる尾をもち山を越え垣と武器うちものを毀つ獸を見よ、全世界を穢すものを見よ 一—三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
老傀儡師こと杉窪の銅兵衛、里へ帰ったその日から、里の様子が一変した。兵糧の積み込み、武器へいきの手入れ、まぐさの刈り入れ、四辺の防備、そうして毎日の秘密会議。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
だから僕は決して武器などを携帯しないように気をつけています。自分を制しきれなくなってそんな武器ものを振り廻しちゃ大変ですからね、そんなときには僕の意思というものが留守になっています。
誰? (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
そ奴の武器もののぐは何ひとつ残さず手に入れたが、ただ奴の魂だけは見のがして呉れたわい。