“也”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なり87.8%
ナリ7.0%
また1.7%
マタ1.7%
0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち、縣下けんか豐岡川とよをかがは治水工事ちすゐこうじ第一期だいいつき六百萬圓ろつぴやくまんゑんなり、とむねらしたから、ひとすくみにつて、内々ない/\期待きたいした狐狸きつねたぬきどころの沙汰さたでない。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
諸寺諸山、非職員ノ住侶ヂユウリヨ、又、タトヘ凡下放埒ボンゲハウラツ与党賊徒ヨタウゾクトノ輩タリトモ、忠節ノジツヲイタスラバ、賞トシテ、近江国麻生アサフノ庄ヲテ賜ハルベキナリ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七椀きつし得ざるにまたただ覚ゆ両腋りょうえき習々清風の生ずるを。蓬莱山ほうらいさんはいずくにかある 玉川子ぎょくせんしこの清風に乗じて帰りなんと欲す(一七)
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
落草ミヲオトシテ寇。マタ是不已而爲之。毎一日一副人心肝。今日拿住一頭牛。欲壞他
れ遠謀禍殃かおうを招くをいかん 牆辺しようへん耳あり隄防を欠く 塚中血は化す千年みどりなり 九外屍は留む三日香ばし 此老しろうの忠心皦日きようじつの如し 阿誰あすい貞節りんとして秋霜 た知る泉下遺憾無きを ひつぎ
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
されども幕のコフ所にゆるせり。薩云々等朝に大典の破し事憤りて、兵を国より召上せ、既に京摂間に事あらんと。龍此度山口に行、帰りに必ず面会、事により上に御同じ可仕候かとも存候。