“皓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろ86.7%
あきら3.3%
きよ3.3%
こうこう3.3%
ひかる3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもふに、ゑがける美人びじんは、ける醜女しうぢよよりもなりつたく、かん武帝ぶてい宮人きうじん麗娟りけんとしはじめて十四。たまはだへつややかにしてしろく、うるほふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
最近に出雲いずもの学者朝山あきら氏は、かの地方の新嘗祭が元は旧暦十月であったという説を公表しているが、是も甚だ心もとない新見解の一つで、仮にそういう現実の例が何処どこかに有ったとしても
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
上人の手によって得度とくどして、了海りょうかいと法名を呼ばれ、ひたすら仏道修行に肝胆を砕いたが、道心勇猛のために、わずか半年に足らぬ修行に、行業ぎょうごう氷霜ひょうそうよりもきよく、朝には三密の行法を凝らし
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
生絹はあかくなって心持手で顔をおおうようにした。おそらく、生絹の皮膚がみがきようによって、こうこうたる美しさを備えることを見取っていったものであろう。
荻吹く歌 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
斎藤氏は家譜に「松浦大和守殿医師斎藤民俊」と記してある。松浦大和守ひかるは平戸松浦氏の支封で一万石の諸侯である。次男盤次郎は此より斎藤俊英と称し、後又瑞節ずゐせつと改めた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)