“賜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たま33.7%
たまもの31.7%
12.4%
たまは5.0%
たまわ5.0%
たも4.0%
2.0%
タモ1.5%
くだ1.0%
たまはり1.0%
あたえ0.5%
たば0.5%
たまわる0.5%
タバ0.5%
タポ0.5%
タマ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先年せんねん自分じぶんに下されしなり大切の品なれども其方そのはうねがひ點止もだし難ければつかはすなりと御墨付おんすみつきを添てくだんの短刀をぞたまはりける其お墨付すみつきには
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
内山君うちやまくん足下そくか此位このくらゐにしてかう。さてかくごとくにぼくこひ其物そのもの隨喜ずゐきした。これは失戀しつれんたまものかもれない。明後日みやうごにちぼく歸京きゝやうする。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
常陸介の綽号あだなを得たとあるが、この歌舞の乞食たる常陸介でも、やはり女法師とあって、自ら「仏の御弟子に侍れば、仏の撤下べ」
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
かみの氏子、堀の内にてよめをむかへ又はむこをとりたるにも、神勅しんちよくとてむこに水をたまはる、これを花水祝はなみづいはひといふ。毎年正月十五日の神㕝じんじ也。
越前守と、官をたまわっていても、多く、旗本などがお役付きになるのですから、殿中における町奉行の位置なんてものは、低いものだった。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
あ、もし小田切さま、とにかく妾はこれにて駕をいただきますゆえ、そちらもどうぞ自由に引き取ってたもりますよう……
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子貢問いて曰く、や如何と。子曰く、汝はうつわなりと。曰く、何の器ぞやと。曰く、瑚璉これんなりと。——公冶長篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ザエを習ふなと言ふなら、まだ聞きも知らぬこと、教へてタモれ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
天道様が知恵というものをおれにはくださらないゆえ仕方がないとあきらめて諦めても、まずい奴らが宮を作り堂を受け負い
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此時 御領主より彦右ヱ門せがれへ米五俵、浅右ヱ門さいへ米五俵たまはりし事をしるしあり。此魚沼郡うをぬまこほり大郡たいぐんにて 会津侯御あづかりの地なり。元文の昔も今も 御領内ごりやうない人民じんみんあはれみ玉ふ事あふぐべくたつとむべし。
ただ手短かに天のあたえと思った。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
寺寺てらでら女餓鬼めがきまをさく大神おほみわ男餓鬼をがきたばりてまはむ 〔巻十六・三八四〇〕 池田朝臣
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
九代、春延はるのぶ、幼名又四郎またしろう享和きょうわ三年家督かとくたまわる二百こく文政ぶんせい十二年三月二十一日ぼつ、か。この前はちぎれていて分らない。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
商変アキカヘシ、しろすとのみのりあらばこそ、我が下ごろも、かへしタバらめ(万葉集巻十六)
神道に現れた民族論理 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
首里天加那志シユリテンガナシ 百歳モヽトまでタポ
沖縄の旅 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
特ニエツタマハセラル
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)