本所両国ほんじょりょうごく
僕は本所界隈のことをスケッチしろという社命を受け、同じ社のO君と一しょに久振りに本所へ出かけて行った。今その印象記を書くのに当り、本所両国と題したのは或は意味を成していないかも知れない。しかしなぜか両国は本所区のうちにあるものの、本所以外の …
作品に特徴的な語句
かさね 禿かむろ かみ 上下かみしも さむらい なか 差支さしつか たび 沅湘げんしょう 矢張やはり おこ みよし 裁縫さいほう たけ 乱杭らんぐい 云々うんぬん 伝馬てんま 匪徒ひと かえ 厩橋うまやばし 吐剤とざい ただ うわさ ほこり ほか 大溝おおどぶ 如何いか 家鴨あひる 容子ようす さび 寄席よせ むし もっと 就中なかんずく 徘徊はいかい 忌々いまいま たちま 悠々ゆうゆう 所謂いわゆる こしら 指環ゆびわ 按摩あんま 提灯ちょうちん ふる たお 時宜じぎ しばら 木犀もくせい 朱鞘しゅざや さお はん やぐら 櫛形くしがた 欄干らんかん ほとん まり 水嵩みずかさ 河童かっぱ 滑稽こっけい 滔々とうとう みなぎ 煎餅せんべい 生憎あいにく 界隈かいわい あと 相撲すもう ろく 神楽かぐら 竹刀しない くめ まぎ めぐ ひるがえ そび 自若じじゃく とも 荷足にたり 葭簀よしず 蓆張むしろば あし 蝋燭ろうそく 蝙蝠こうもり たもと かく わけ 辟易へきえき 鞘当さやあ 鞘走さやばし
題名が同じ作品
本所両国 (新字旧仮名)芥川竜之介 (著)