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鼠色
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ねずみ
ふりがな文庫
“
鼠色
(
ねずみ
)” の例文
余りの有難さに
自分
(
おのれ
)
もまた涙聊か誘はれぬ、さて美しき姫は亡せ果てたり、美しき尼君は
生
(
な
)
り出で玉ひぬ、青〻としたる寒げの
頭
(
かしら
)
、
鼠色
(
ねずみ
)
の
法衣
(
ころも
)
、小き
数珠
(
ずゞ
)
、殊勝なること申すばかり無し
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
この盆にもこの正月にも心付けしてくれたお吉と気がついて八五郎めんくらい、素肌に一枚どてらの
袵
(
まえ
)
広がって
鼠色
(
ねずみ
)
になりしふんどしの見ゆるを急に押し隠しなどしつ、親分、なんの、あの
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
よほど濃い
鼠色
(
ねずみ
)
に暮れて来た、その水の中からふっと何か出ました。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
此盆にも此の正月にも心付して呉れたお吉と気がついて八五郎めんくらひ、素肌に一枚どてらの
袵
(
まへ
)
広がつて
鼠色
(
ねずみ
)
になりし
犢鼻褌
(
ふんどし
)
の見ゆるを急に押し隠しなどしつ、親分、なんの、あの、なんの姉御だ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“鼠色”の解説
鼠色(ねずみいろ)とは、グレー(灰色)系統全般を指す語。または、やや青色寄りのグレー。ネズミの体毛の色に基づく呼び方であるが、前に修飾語が付くと、しばしばねずと略される(慣用ではネズミと呼称するほうが間違い)。
(出典:Wikipedia)
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“鼠”で始まる語句
鼠
鼠賊
鼠骨
鼠不入
鼠小僧
鼠木綿
鼠捕
鼠甲斐絹
鼠坂
鼠鳴