“黒土”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろつち92.9%
カムト7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヴォクセニスカという村へ辿りつくと、この機を逃さず珍種日本人を見学せばやとあって、黒土くろつち道の両側に土着の人民が堵列とれつしている。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
その足音あしおともちよく野原のはら黒土くろつちそこはうまでひゞきました。それから鹿しかどもはまはるのをやめてみんな手拭てぬぐひのこちらのはうちました。
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
何處にナイルの恩惠たる黒土カムトの埃及が横つてゐるかを疑つたのである。
埃及雑記 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)