黄興こうこう)” の例文
いまは黄興こうこうの一派と孫文の一派の握手もいよいよ実現せられて、中国革命同盟会が成立し、留学生の大半はこの同盟会の党員で、あの人たちの話を聞くと
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
広東かんとんに生れた孫逸仙等そんいつせんらを除けば、目ぼしい支那の革命家は、——黄興こうこう蔡鍔さいがく宋教仁そうきょうじん等はいずれも湖南こなんに生れている。これは勿論もちろん曾国藩そうこくはん張之洞ちょうしどうの感化にもよったのであろう。
湖南の扇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さよう、アナーキストだけど——いや、アナーキストだからと言わんことには君たちに怒られるかもしれんが、張継君は、黄興こうこう宋教仁そうきょうじんらと並んでの支那革命の原動力であり指導者だ。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)