黄沙こうさ)” の例文
すでに夷境へ近づくと、山川の気色も一変し、毎日狂風が吹き荒れて——いわゆる黄沙こうさ漠々ばくばくの天地が蟻のようなこの大行軍の蜿蜒えんえんをつつんだ。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は白い寝台しんだいの上に朦朧もうろうとした目を開いたまま、蒙古もうこの春を運んで来る黄沙こうさすさまじさを眺めたりしていた。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)