“麦踏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むぎふ50.0%
むぎふみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ついでに、もう一つ、伺いますが。……きょう畑で麦踏むぎふみをなされながら大声で……麦踏め麦踏めを踏め芽を踏めと仰っしゃっていたようですが、あれはいかなる御意ぎょいでしょうか」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日なたぼこりで孫いじりにも飽いた爺の仕事は、くわ煙管ぎせる背手うしろでで、ヒョイ/\と野らの麦踏むぎふみ。若い者の仕事は東京行の下肥しもごえりだ。寒中の下肥には、うじかぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)