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麞
ふりがな文庫
“麞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くじか
66.7%
ガゼル
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くじか
(逆引き)
かの李徳逢が例のごとくに弓矢をたずさえて山狩りに出ると、一匹の
麞
(
くじか
)
を見つけたので、すぐに追って行きました。
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
汝
(
なんじ
)
穢
(
けがら
)
わしき物は何も
食
(
くら
)
う
勿
(
なか
)
れ。汝らが
食
(
くら
)
うべき
獣蓄
(
けもの
)
は
是
(
これ
)
なり
即
(
すなわ
)
ち牛、羊、
山羊
(
やぎ
)
、
牡鹿
(
おじか
)
、
羚羊
(
かもしか
)
、小鹿、
麣
(
やまひつじ
)
、
麞
(
くじか
)
、
麈
(
おおじか
)
、
麏
(
おおくじか
)
、など。
凡
(
すべ
)
て
獣蓄
(
けもの
)
の
中蹄
(
うちひづめ
)
の分れ割れて二つの蹄を成せる
反蒭獣
(
にれはむけもの
)
は汝ら
之
(
これ
)
を
食
(
くら
)
うべし。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
麞(くじか)の例文をもっと
(2作品)
見る
ガゼル
(逆引き)
世間は讒人で満ち居るから何分讒言に
中
(
あ
)
てられぬよう注意せよと言って死んだ、善牙獅
毎
(
いつ
)
も
麞
(
ガゼル
)
を殺すと肉を啖い血を
啜
(
すす
)
って直ちに巣へ帰ったが
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
野干これに逢うて訳を聞くと大きな音がしたという、野干大いに懼れて逃げ走る、猴これに逢うて大音したと聞きまた逃げ出す、
麞
(
ガゼル
)
が猴に逢い野猪が麞に逢い、次は水牛、次は
犀
(
さい
)
、次は象
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
麞(ガゼル)の例文をもっと
(1作品)
見る
“麞(ノロジカ)”の解説
ノロジカ(標準和名:ノロ〈獐、麞〉、Capreolus capreolus)は、シカ科ノロ属に分類される哺乳類。
(出典:Wikipedia)
麞
部首:⿅
22画
“麞”の関連語
獐
“麞”を含む語句
皇麞
弄麞
麞字
“麞”のふりがなが多い著者
南方熊楠
岡本綺堂
太宰治