トップ
>
鳳凰
>
おおとり
ふりがな文庫
“
鳳凰
(
おおとり
)” の例文
獅子面の
胸当
(
むねあて
)
に、
鍍金鋼
(
ときんはがね
)
のかぶとをいただき、背には五本の
飛閃刀
(
なげがたな
)
をはさみ、またその手には長鎗をかいこんだ。そして怒れる
鳳凰
(
おおとり
)
のごとく、
独龍岡
(
どくりゅうこう
)
へむかって馳け出した。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おん
鬘
(
かずら
)
に高々と、飛ぶ
鳳凰
(
おおとり
)
、九ツの龍、七
彩
(
いろ
)
の珠などちりばめた金冠を載せ、天然無双の
眉目
(
みめ
)
のおんほほ笑みを、まばゆいばかりに、こぼしておられる。——その雪のおん
膚
(
はだ
)
、
美妙
(
みみょう
)
な
薫
(
かお
)
り。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の華やかな紫の
狩衣
(
かりぎぬ
)
、
紅錦
(
こうきん
)
の
陣半被
(
じんはっぴ
)
、
纓
(
えい
)
に飾られた
冠
(
かんむり
)
といえど、蒼白なその憂いにみちた
面
(
おもて
)
には、すべて、悲調を強めるものでしかなく、珠を失った龍か、
瑞雲
(
ずいうん
)
を奪われて
荒地
(
こうち
)
に怒る
鳳凰
(
おおとり
)
にも似て
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鳳凰
(
おおとり
)
は、千里を
翔
(
か
)
けても
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“鳳凰”の意味
《名詞》
鳳 凰(ほうおう)
古代中国で、麒麟、霊亀、応竜とともに四瑞として尊ばれた想像上の霊鳥で体は、前は麟、後ろは鹿、首は蛇、尾は魚、背は亀、顎は燕、嘴は鶏に似るといわれている。鳳は雄、凰は雌。
不死鳥
(出典:Wiktionary)
“鳳凰”の解説
鳳凰(ほうおう)は、中国神話の伝説の鳥、霊鳥である。鳳皇とも言う。日本を含む東アジア広域にわたって、装飾やシンボル、物語・説話・説教などで登場する。
(出典:Wikipedia)
鳳
漢検準1級
部首:⿃
14画
凰
漢検準1級
部首:⼏
11画
“鳳凰”で始まる語句
鳳凰堂
鳳凰山
鳳凰臺
鳳凰型
鳳凰楼
鳳凰樹
鳳凰管
鳳凰角
鳳凰靴
鳳凰頭