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鯎
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うぐい
ふりがな文庫
“
鯎
(
うぐい
)” の例文
鯎
(
うぐい
)
、
鮠
(
はや
)
、
鮴
(
ごり
)
の類は格別、亭で名物にする一尺の
岩魚
(
いわな
)
は、娘だか、妻女だか、
艶色
(
えんしょく
)
に
懸相
(
けそう
)
して、
獺
(
かわおそ
)
が
件
(
くだん
)
の柳の根に、
鰭
(
ひれ
)
ある
錦木
(
にしきぎ
)
にするのだと
風説
(
うわさ
)
した。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鮎、
鯎
(
うぐい
)
、
鮠
(
はや
)
などが淵の中層で、ぐうぐうやっている。魚類のことであるから、
鼾
(
いびき
)
声は聞こえないが、尾も鰭も微動だにさせないで、ゆるやかに流れる水に
凝乎
(
じっ
)
としているのである。
飛沙魚
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
鯎
(
うぐい
)
と
蓴菜
(
じゅんさい
)
の酢味噌。
胡桃
(
くるみ
)
と、
飴煮
(
あめに
)
の
鮴
(
ごり
)
の鉢、鮴とせん
牛蒡
(
ごぼう
)
の椀なんど、膳を前にした光景が
目前
(
めさき
)
にある。……
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
小鳥は
比羅
(
びら
)
のようなものに包んでくれた。比羅は裂いて汽車の窓から——小鳥は——包み直して宿へ着いてから裏の川へ流した。が、
眼張魚
(
めばる
)
は、
蟇
(
ひきがえる
)
だと
諺
(
ことわざ
)
に言うから、血の頬白は、
鯎
(
うぐい
)
になろうよ。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“鯎(ウグイ)”の解説
ウグイ(鯎、石斑魚、学名:Tribolodon hakonensis)は、コイ科ウグイ亜科ウグイ属に分類される硬骨魚類の1種。基本的には淡水魚であるが、降海型(海に下るタイプ)もいる。
(出典:Wikipedia)
鯎
漢検1級
部首:⿂
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