“魚貝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎよばい50.0%
ぎょばい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの小説の中の人物には栄螺さざえとか鱒次郎ますじらうとか安甲あんかふとか、大抵たいてい魚貝ぎよばいの名がついてゐる。志賀氏にもヒユウモラス・サイドはないのではない。」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
按ずるに「言海」の著者大槻文彦おほつきふみひこ先生は少くとも鳥獣魚貝ぎよばいに対する誹謗ひばうの性を具へた老学者である。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ところで……あかき、青き、また黄なる魚貝ぎょばいを手に手に、海豚いるか三頭さんびき、渋柿をぶら提げたような恰好かっこうで、からかさの辻から紅屋の店へ入ったが、私は法然頭の老主人をはじめ、店に居る人たちの外に、別に
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)