魚汁ウハー)” の例文
魚汁ウハーか何かあつらえようかね。まさか、おまえもお茶ばかりで生きてるわけでもあるまいからね」
五百ルーブリも金のかかった魚汁ウハーを御馳走するといっても、いっかな家から誘い出すことの出来ないような連中までが、一人残らず飛び出して来たのである——一口にいえば
……だけど、それから間もなく料理番の支那人が持って来てくれた魚汁ウハー美味おいしかったこと……その支那人のチーっていうのに聞いてみたら、その時は妾が死んでからちょうど二日目だったそうよ。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さ、おまえの魚汁ウハーが来た、うんとやってくれ、うまい魚汁だよ、なかなか料理がいいぞ。僕はね、アリョーシャ、ヨーロッパへ行きたいのだ、ここからすぐ出かけるつもりだ。
小蝶鮫の魚汁ウハーに鱈か白子をそえてガツガツやらかし、口直しに魚饅頭か、鯰の肉の入ったパイを食うのだから、その健啖ぶりは他人ひとごとながら、まったく以って空怖そらおそろしくなる——こういった連中は
蝶鮫ちょうざめ魚汁ウハーに魚肉饅頭、何か巧みな特別の料理法によった煮魚、それから鱘魚かじきのかつれつにアイスクリームと果物の甘煮を取り合わせたもの、最後がブラマンジェに似たジェリイであった。