“魚巣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うろ50.0%
ぎょそう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹や水や古いむしろの破れたのなどが、いちめんに濃い陰影をつくって、そこにもこいふななまずのようなものまで、一つずつの魚巣うろもぐりこんで、れいの青い目でそとを眺めていました。
寂しき魚 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
彼はなにか地上では見られなかった深海の魚巣ぎょそうでもかし見たようにその片目じわと、足のしびれをも忘れていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)