魚巣うろ)” の例文
竹や水や古いむしろの破れたのなどが、いちめんに濃い陰影をつくって、そこにもこいふななまずのようなものまで、一つずつの魚巣うろもぐりこんで、れいの青い目でそとを眺めていました。
寂しき魚 (新字新仮名) / 室生犀星(著)