高間たかま)” の例文
その目的を以て田山白雲は、要石かなめいしから潮宮いたのみや高間たかまの原の鬼塚、末無川すえなしがわのいわゆる鹿島の七不思議を見て、下津おりつの浜まで来てしまいました。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もとより容姿かたちのよろしきをでよろこび、千とせをかけて契るには、二四五葛城かつらぎ高間たかまやまよひ々ごとにたつ雲も、二四六初瀬の寺の暁の鐘に雨をさまりて
持せ陸尺ろくしやく十人駕籠かごの左右に諏訪右門すはうもん本多源右衞門高間たかま大膳同じく權内ごんない藤代要人ふぢしろかなめ遠藤東次右衞門等また金御紋きんごもん跡箱あとばこ二ツ簑箱みのばこ一ツ爪折傘つまをりがさには黒天鵞絨くろびろうどむらさき化粧紐けしやうひも
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
杉のうへに茅渟ちぬの海見るかつらぎや高間たかまの山に朝立ちぬ我れ
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)