“高築土”の読み方と例文
読み方割合
たかついじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて風雨の晩などは、むしろ、与えられた僥倖ぎょうこうの夜として、主邸から忍び出し、西華門院の高築土たかついじをこえ、夜空の吠えもよそに、卯木と明け方ぢかくまでむつんでもどった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)