“高土間”の読み方と例文
読み方割合
たかどま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この雛段を、下から、新高しんだか高土間たかどま桟敷さじきととなえ、二階にあるのは二階桟敷さじき、正面桟敷といった。そこにも緋のもうせんがかかっている。
私はやっと最初の目礼が私に送られたのではなかったと云う事に気がつきましたから、思わず周囲の高土間たかどまを見まわして、その挨拶の相手を物色しました。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
桟敷一間ひとま四円四十銭、高土間たかどま三円三十銭、ひら土間二円四十銭、但しいずれも一間五人詰の価であるから、一人分はその五分の一であることを忘れてはならない。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)