“たかどま”の漢字の書き方と例文
語句割合
高土間100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まあ、御覧なさいませ、初日から、五日目まで、高土間たかどま、桟敷ももうみんな、売切れになりました」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「可かんな。那處あすこから此の室を見下されちや、恰で高土間たかどま芝居見物しばゐけんぶつといふ格だ。」と嫌な顏をする。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
設けの席というのは必ず高土間たかどまに限られていた。これは彼らの服装なりなり顔なり、髪飾なりが、一般の眼によく着く便利のいい場所なので、派出を好む人達が、争って手に入れたがるからであった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)