高力こうりき)” の例文
などの当主から、斯波しばこう、石堂、畠山、高力こうりき、関口、木田、入野、西条など十数家の同族におよび、やがて宴となり、宴も終ると
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信元は、意をふくんで、岡崎を訪れて、元康にも会い、三河譜代ふだいの石川、本多、天野、高力こうりきなどの諸臣にも会って、側面から誘引ゆういんに努めた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白砂青松はくしゃせいしょうの東海道の空にかかったとき、竹童がふと見おろすと、たしかに徳川勢とくがわぜい亀井かめい内藤ないとう高力こうりきなんどの武者らしい軍兵ぐんぴょう三千あまり、旗幟堂々きしどうどう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは、亀次郎の父、大岡五郎左衛門忠英ただひで番頭ばんがしら高力こうりき伊予守を、その自邸で政治上の争論から打果したのである。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天子てんしたけのふもとから、南すそのへかけて、まんまんと陣取ったるが本陣と思われまする。オオ、しかも、その旗印はたじるしは、徳川方とくがわがた譜代ふだい天野あまの内藤ないとう加賀爪かがづめ亀井かめい高力こうりきなどの面々
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きょう五回目の白洲は、越前守から、むかし、かれの父大岡五郎左衛門忠英ただひでが、幕府番頭ばんがしら高力こうりき伊予守を、その私邸で刃傷にんじょうした事情について、大亀の記憶している限りの証言を求めた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほとけ高力こうりき
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)