“忠英”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただひで50.0%
たゞひで50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、亀次郎の父、大岡五郎左衛門忠英ただひで番頭ばんがしら高力こうりき伊予守を、その自邸で政治上の争論から打果したのである。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同族五郎左衛門忠英ただひでの刃傷事件で、一門の蟄居ちっきょがつづき、それが解かれた今日でも、なお、公儀への拝謁はいえつはばかっている関係から、ふたりの婚儀ものびのびになっていた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中川勘三郎忠英たゞひで、叙爵して飛騨守と云ふ。寛政九年二月十二日に長崎奉行より転じて勘定奉行となり、国用方こくようかたを命ぜられた。曲淵まがりぶち甲斐守景漸けいぜんの後をいだのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)