體裁ありさま)” の例文
新字:体裁
かはし候由尤も其節長庵が體裁ありさま甚だ以て如何敷いかゞしき趣きに有之候旨に御座候之に依て右忠兵衞證據人に相立あひたて此段御訴訟申上奉つり候何卒なにとぞ格別かくべつの御慈悲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まつとなりしあはれさはたとへものもなかりけり茲に腰元こしもとお島と言は其以前より藤五郎がひそかなさけをかけし女なれば此程の體裁ありさまいとほしく思ひ人目を忍びて朝夕の食事其外何くれとなく心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とくと見て大いに立腹なし貴さまは亭主ていしゆか若いものかコレさきほどより能々見るに那流あのながしのをけに魚もあるにおのれはよくうそを申なはてさてわかりしなり某しの體裁ありさまを見て盜賊か又は食倒くひたふしなるべしと思ひて何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)