トップ
>
験者
>
げんざ
ふりがな文庫
“
験者
(
げんざ
)” の例文
十種に餘る学問技術を身につけていたと云われ、医道、天文、
悉曇
(
しったん
)
、
相人
(
そうにん
)
、管絃、文章、
卜筮
(
ぼくぜい
)
、占相、舟師、絵師、
験者
(
げんざ
)
、持経者等々の道に練達してい
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
現に
今日
(
きょう
)
、和泉式部を訪れたのも、
験者
(
げんざ
)
として来たのでは、勿論ない。ただこの
好女
(
こうじょ
)
の数の多い情人の一人として
春宵
(
しゅんしょう
)
のつれづれを慰めるために忍んで来た。
道祖問答
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
又保胤の父の忠行は後の人の
嘖々
(
さくさく
)
として称する陰陽道の
大
(
だい
)
の
験者
(
げんざ
)
の
安倍晴明
(
あべのせいめい
)
の師であったのである。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
勿体
(
もったい
)
なさ——今になって考えましても、
蔀
(
しとみ
)
に迷っている、
護摩
(
ごま
)
の
煙
(
けぶり
)
と、右往左往に泣き惑っている女房たちの袴の
紅
(
あけ
)
とが、あの茫然とした
験者
(
げんざ
)
や術師たちの姿と一しょに、ありありと眼に浮かんで
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
験
常用漢字
小4
部首:⾺
18画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“験”で始まる語句
験
験方
験目
験示
験微鏡
験温器
験触野