“香聞”の読み方と例文
読み方割合
かうきゝ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし観世くわんぜの家元に豊和とよかずといつて家の芸はもとより、香聞かうきゝにも一ぱし聞えた男がゐて、金春こんぱる流のなにがしと仲がよかつた。
かういふ名香になると、香聞かうきゝをすると嗅覚がしびれてしまつて暫くは物の役に立たなくなる。ちやうど激しい恋をしたあとの心の臓に僧侶ばうさんのお説教が聞えなくなると同じやうなものだ。