かざ)” の例文
ここに出雲いづもくにみやつこの祖、名は岐比佐都美きひさつみ、青葉の山をかざりて、その河下に立てて、大御食おほみあへ獻らむとする時に、その御子詔りたまはく
玄奘より二百余年前渡天した法顕の紀行にも竺刹尸羅たくちゃしら国で仏前生に身を捨て餓虎に施した故蹟に諸宝玉でかざった大窣堵波あり
時のうらかたも神のみすゞりも、十四五なるわらべ、ぢやえぢきかざて、おたかべのあらば、お祭りのあらば、うにきやらやほこて、又からやほこて、作るづくりも時々に出来できて、御祝事おいわひごとばかり
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
『本草綱目』に越地えつち深山に治鳥じちょうあり、大きさ鳩のごとく青色で樹を穿うがってを作る、大きさ五、六升の器のごとく口径数寸かざるに土堊どあを以てす、赤白相間あいまじわり状射候まとのごとし。