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餅肌
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もちはだ
ふりがな文庫
“
餅肌
(
もちはだ
)” の例文
半ば裸体で、滑っこい
餅肌
(
もちはだ
)
をしていた。それが、袂を捉え、手首を取り、はては首っ玉にかじりついて来た。どうにも出来なかった。
反抗
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「
餅肌
(
もちはだ
)
の大年増、搗き立てのやうに湯氣の立つのが、素つ裸で井戸端へ縛られてゐたとしたら、どんなもんです親分」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
要するに貴方の書き方は
絹漉
(
きぬご
)
し豆腐のように、又婦人の
餅肌
(
もちはだ
)
のように柔らかなのです、上部ばかり手触りが好いのかと思うと、中味迄ふくふくしているのです。
木下杢太郎『唐草表紙』序
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蜘蛛は薄紅色の乳房を二本の足で
捉
(
とら
)
えて居るのだ。むっちりと、粘着する様な下腹の白い
餅肌
(
もちはだ
)
には一人の
唐子
(
からこ
)
がその乳房を求めて、小さな両手を差し上げて居る。
童子
(
どうじ
)
も裸であった。
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
ぶよぶよな
餅肌
(
もちはだ
)
だった。そこで、小一条の左大臣は、夏まけのお
質
(
たち
)
といわれ、宮中の定評にもなっている。当人もそれをよいことにし、よほどな政務でもないかぎり、真夏の参内はめったにしない。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
餅
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
肌
常用漢字
中学
部首:⾁
6画
“餅”で始まる語句
餅
餅搗
餅屋
餅花
餅菓子
餅撒
餅網
餅々
餅粽
餅臼