“餅々”の読み方と例文
読み方割合
もちもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「きれいな子ですよ。お腫物でき一つできない……。」と言って、お銀は餅々もちもちしたそのもものあたりを撫でながら、ばさばさした襁褓むつきあてがってやった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
父は大洋の新鮮なかつおや気仙沼の餅々もちもちした烏賊いかに舌鼓をうち、たらふく御馳走ごちそうになって帰って行ったのだったが、ここで食べた鰹の味はいつまでも忘れることができないであろう。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)