めしは三度とも中通りの食堂へ喰べにゆくし、ときたまではあるが、近所の子供たちに飴玉を買って来て配る、などということをした。
(むかしなら、これで、風呂へ行って、一ぱい飲めた程なのに、今じゃあ、子どもの飴玉三ツも買えないんだよ)
「それでは、これをたべなさい」と、青い飴玉のようなものを二つ、三根夫の手のひらにのせてくれた。
私はそれからも、その先生の恩に報いるため、母にねだっては時々名物の飴玉を少しばかり送った。
おかみさんは順吉たちを夫婦のように思い違いをした様子でトシに飴玉をくれたりした。
“飴玉(飴)”の解説
飴(あめ)は、米やイモ類、コーンスターチやその他穀類などの作物由来のデンプンを糖化して作った甘い菓子(主成分は麦芽糖、次いでブドウ糖)、および、砂糖やその他糖類を加熱して熔融したあと、冷却して固形状にしたキャンディなどを指す。固形の飴を固飴(かたあめ)、粘液状の飴を水飴(みずあめ)と呼び、大別する。
近畿地方を中心に「飴ちゃん」、「飴さん」と親しみを込めた接尾語を伴って呼ばれることがある。東北地方などでは「飴っこ」ともいう。現在日本国内における固形の「飴玉」の製造法は液状の水飴に砂糖など顆粒糖類を加糖して加熱熔解後、成形しながら冷却して固める方式が一般的である。
(出典:Wikipedia)
近畿地方を中心に「飴ちゃん」、「飴さん」と親しみを込めた接尾語を伴って呼ばれることがある。東北地方などでは「飴っこ」ともいう。現在日本国内における固形の「飴玉」の製造法は液状の水飴に砂糖など顆粒糖類を加糖して加熱熔解後、成形しながら冷却して固める方式が一般的である。
(出典:Wikipedia)