“風色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうしょく66.7%
けしき16.7%
ふうしよく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、この鮮麗な大河の風色ふうしょく熾烈しれつな日光の中では決して不調和ではない。私は南国の大きい水禽みずどりのように碧流へきりゅうを遡るのだ。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
子供の時分みた風色けしきほど、山であれ河であれ、街であれ、やさしくつねに誰のまえにでも蘇生よみがえって来るものはない。
雷門以北 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
滿庭の風色ふうしよく碧紗に包まれたらん如く、一刻千金も啻ならず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)