“ふうしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風色80.0%
風蝕20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
辰弥も今は相対あいむか風色ふうしょくに見入りて、心は早やそこにあらず。折しも障子はさっと開きて、中なる人は立ち出でたるがごとし。辰弥の耳は逸早いちはやく聞きつけて振り返りぬ。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)
ところが北原はここへ行って帰ってきて、あんな風色ふうしょくの悪いところはないと言う。
石の思い (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
砂漠にもみぎわにも風の作った砂波サンドリップルがみごとにできていたり、草のはえた所だけが風蝕ふうしょくを受けないために土饅頭どまんじゅうになっているのもあった。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)