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顛覆
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ひっくりかえ
ふりがな文庫
“
顛覆
(
ひっくりかえ
)” の例文
といいながら
顛覆
(
ひっくりかえ
)
しましたから、ばっと
灰神楽
(
はいかぐら
)
が
上
(
あが
)
りまして、
真暗
(
まっくら
)
になりました。なれども角力取
等
(
ら
)
は
大様
(
おおよう
)
なもので、
胡坐
(
あぐら
)
をかいたなり立上りも致しません。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
オヤオヤこんなつもりではなかったと
忽
(
たちま
)
ち怖くなって来る処へ風が起り雨が降って海が荒れ出して来ると舟が今にも
顛覆
(
ひっくりかえ
)
りはしないかと思って生きた心持のしないような事もあります。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「へいこれは、これはどうもはばかり様。さぞお痛うございましたろう。御免なすってくださいましよ。いやはや、意気地はありません。これさ
馬丁
(
べっとう
)
さんや、もし若い
衆
(
しゅ
)
さん、なんと
顛覆
(
ひっくりかえ
)
るようなことはなかろうの」
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と云いながら草鞋穿の足を挙げて、多助が
両掌
(
りょうて
)
を合せて拝んでいる手と胸の間へ足を入れて、ドウンと蹴倒しまして、
顛覆
(
ひっくりかえ
)
る所を土足で
蹈
(
ふみ
)
かけ、
一方
(
かた/\
)
の手に
抜刀
(
ぬきみ
)
を持って
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
中川「しかし石油ですからランプの上へ
顛覆
(
ひっくりかえ
)
して火事を出さないようにお気を ...
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
顛
漢検準1級
部首:⾴
19画
覆
常用漢字
中学
部首:⾑
18画
“顛覆”で始まる語句
顛覆返