頼盛よりもり)” の例文
一行は翌三日福原に入った。入道の弟いけの中納言頼盛よりもりの山荘が皇居にきめられ、四日頼盛はその賞として正二位に任ぜられた。
宗清は、徒歩かちであるき出した。彼の主人、尾張守おわりのかみ頼盛よりもりのやしきは、遠からぬ所にあった。頼盛は地方官として、常に尾張に在国している。——でほとんどそこは、空屋敷のていであった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清盛入道の弟いけの中納言頼盛よりもりは使いとして八条女院の御所を訪ね女院に言上した。
参議正三位皇太后宮大夫兼修理大夫加賀越中守平朝臣経盛、従二位行中納言兼左兵衛督征夷大将軍平朝臣知盛とももり、従二位行権中納言兼肥前守平朝臣教盛のりもり、正二位行権大納言兼出羽陸奥按察使平朝臣頼盛よりもり