トップ
>
頻度
>
ひんど
ふりがな文庫
“
頻度
(
ひんど
)” の例文
それが群起地震の日々あるいは月々の
頻度
(
ひんど
)
の変化異同の統計的型式と抽象的形式的に類型的であるという論文を発表したとする。
錯覚数題
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
いずれにしても、戦いは、地震の
頻度
(
ひんど
)
ほどあった日本である。わけて戦国期の民は、その中に苦楽し、その下から新しい年々を
創
(
た
)
てていた。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その人間が一日に何度笑うかというような各種行為の
頻度
(
ひんど
)
記録による分析、社会的測定、セレノのいわゆる心理的地誌すなわち友人群や知人群による分析、パターン及び筆蹟研究、行動テスト
ハムレット
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
してみると結局「お弟子」の定義には証明の可能な「門戸出入」の
頻度
(
ひんど
)
を標準とするのが唯一の「実証的」な根拠なのであろう。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
さらにいちばん簡単な場合を考えて、各子音がそれぞれ各国語に出現する
頻度
(
ひんど
)
あるいは確率が一様で、皆νに等しいとすると、ν = 1/n で均一になる。
比較言語学における統計的研究法の可能性について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
この現象はわが国建国以来おそらく現代とほぼ同様な
頻度
(
ひんど
)
をもって繰り返されて来たものであろう。
日本人の自然観
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
せんだって、
駿河湾
(
するがわん
)
北端に近い漁場における
鰺
(
あじ
)
の漁獲高と
伊豆
(
いず
)
付近の地震の
頻度
(
ひんど
)
との間にある関係があるらしいということについて簡単な調査の結果を発表したことがあった。
物質群として見た動物群
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
こういう天候で、もし降雨を伴なわないと全国的に火事や山火事の
頻度
(
ひんど
)
が多くなるのであるが、この日は幸いに雨気雪気が勝っていたために本州四国九州いずれも無事であった。
函館の大火について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
残りの二十プロセントすなわち七匹のうちで三匹だけは途方もなく見当をちがえて、最大
頻度
(
ひんど
)
方向からそれぞれ百三十度と百四十度と百六十度というむしろ反対の方向をむいていた。
三斜晶系
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
この最大
頻度
(
ひんど
)
の方向から左右へ各三十度の範囲内にあるものが十九匹である。
三斜晶系
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“頻度”の意味
《名詞》
頻度(ひんど)
一定の時間内に現象などが出現する度合。
(出典:Wiktionary)
頻
常用漢字
中学
部首:⾴
17画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“頻”で始まる語句
頻
頻繁
頻々
頻吹
頻発
頻出
頻伽
頻蒔
頻鳴
頻回